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ごあいさつ

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私ども三菱UFJトラスト投資工学研究所(MTEC)は、わが国初の金融工学に特化したシンクタンクとして、1988年に三菱信託銀行(現三菱UFJ信託銀行)の100%出資により設立されました。以来、株式や債券等の資産運用モデルを独自開発し、ファンドの運用パフォーマンス向上に実績を上げてきました。近年は、MUFGグループを中心とした金融機関のお客様に対し、市場リスクや信用リスク管理モデルの高度化のお手伝いやテキストデータアナリティクスによる情報処理といった領域で、その研究成果を発揮しています。

当研究所には、3つの特徴がございます。第一に、アカデミズムとのコラボレーションです。社内の研究員が大学教授と共同研究を行うことが日常であり、また社内から大学へと巣立っていくメンバーもおります。こうしたコラボレーションが、最新にして最高の金融工学を使いこなすMTECの知的基盤を形成しています。第二に、当研究所では、MUFGグループをはじめ実務家のビジネス課題を起点にして、解決手段を探し、共同プロジェクトの形で研究を行います。研究者でありつつビジネスパーソンとして、研究員はプラクティカリティを追求します。第三が、アカデミズムとビジネスを結び付けるためのICT技術です。私どもが提供しようとするものは、単なる調査報告書ではなく、課題解決型のソリューションであり、そのために専門性を有するシステムエンジニアリングを擁しています。当研究所の最大の強みは、こうした「アカデミズムの最新の研究」「お客様の直面する課題」「ソリューションに仕上げる技術」を融合させる力です。

現在、金融機関や資産運用業界を取り巻く環境は、急速に変化しています。「フィンテック」「DX」という言葉に象徴されるように、テクノロジーの進化そのものが、新たな生活様式を生み出すに至っています。われわれは、オルタナティブデータ分析、自然言語処理、機械学習、AI、クラウド等のデジタル技術を積極的に利用して、金融・投資技術のフロンティアを目指してまいります。

株式会社 三菱UFJトラスト投資工学研究所
取締役社長 庵 栄治