三菱UFJトラスト投資工学研究所
(MTEC)
Recruiting

インタビューデータサイエンティスト 成富 佑輔

INTERVIEW02

研究のやりがいや
手応えは桁違い

成富 佑輔

データサイエンティスト

2016年中途入社

インタビュー

学会でMTECに興味を持った

私は大学院の博士課程まで進み、コンピューターシミュレーションの分野の研究を行っていました。その後、研究で用いていた“分散コンピューティングという手法を使った大規模で複雑な計算を高速処理する技術”を生かそうと考えIT企業に就職しました。その後、並列計算のソフトウエア開発業務に携わっていたのですが、自分の中で満足のいく結果を残せたことからステップアップのため転職を考え始めました。

そんな最中、日本応用数理学会でMTECの研究員の方の研究発表を聞き、MTECに強い興味を持ちました。金融に関する深い知識は持ち合わせていませんでしたが、「どうせ転職するなら、これまでとはまったく違う分野に挑戦したい」という気持ちが強かったため、MTECに入社しようと決意しました。

MTECには多様な人がいる

MTECで研究することの魅力の一つに“成長を促してくれる同僚の存在”が挙げられます。MTECにはさまざまなバックグラウンドを持った研究者が集まっているため、常に多様な考え方に接することができて、その中で揉まれることで自分の知見も広げていくことができます。

また、MTECでは業務を意識した研究成果のアウトプットが求められるため、仕事のやりがいや手応えは桁違いと言えます。

働き方の面でも、研究所ならではの特徴があります。長時間勤務しても成果に結びつくとは限らない業務であることから、画一的では無い多様な働き方ができる環境があります。例えば、業務に影響を及ぼさない範囲でこの日は休みをきちんと取って、その代わりにこの日は集中して効率良く働くといった、メリハリを一定の裁量の中でつける事も許されています。

MTECの未来に明るい展望を感じる

いちデータサイエンティスト・研究者として、直近の目標は、現在携わっているプロジェクトである、リアルタイムに膨大なデータを集計、処理して株価動向を予測可能とするシステムの構築を深化させることです。

また、私は、MTECの将来に対しても明るい展望を持っています。MTECはいくつもの先端的な研究を行っていますが、将来的にいくつかのプロジェクトを融合させることができれば、全く新しいアイデアが生み出せるはずと考えています。私は、そのようなイノベーティブな瞬間に、立ちあいたいと思っています。

携わったプロジェクト

Deep Learningを用いた株価予測

今、私が関わっている案件の中で特にやりがいを感じているプロジェクトが「Deep Learningを用いた株価予測」です。Deep Learning(深層学習)は、さまざまな方面で応用が期待されているAI技術です。その技術を駆使して新たな手法を生み出そうという試みは、まさにチャレンジングで、いち研究者・技術者として知的探究心が騒ぎます。

金融におけるDeep Learningの適用は「このやり方が絶対に良い」というものが確立されておらず、試行錯誤の連続です。2週間に1度くらいのペースでプロジェクトメンバーが集まり、各自の成果を報告しあい、問題点を検討し、今後の方向性を決定したら次のミーティングまでに、与えられた課題をこなしつつ、もっと良い方法はないか、こうやったらうまくいくのではないかといったことを考えていくプロセスが本当にエキサイティングです。

一日の流れ

  1. 6:45

    起床

    ゆとりを持って起床。通勤時間は音楽を聞くなど、リラックスの時間にしている。

  2. 8:50

    出社

    メールや論文をチェックし、本日取り組むべき内容を整理。

  3. 9:45

    プログラミング(Python、C++など)

    自身が考えたモデルに従ってプログラミング作業に没頭。参加している3つの案件を同時に進行させることも。

  4. 11:30

    昼食

    赤坂の美味しいお店で昼食。机に座り続けることが多い仕事柄、息抜きとしても有益な時間。

  5. 13:00

    ミーティング

    進捗の共有や今後の方向性を決定。参加案件が多いこともあり、会議の本数は多め。

  1. 14:00

    プログラムの実行結果のまとめ作業

    午前中のプログラム成果を一気にチェックし、上司への報告をまとめる。

  2. 17:00

    解析結果の上司へ報告

    解析結果のチェックを受け、指摘や問題箇所を確認。その後、本日やったことのまとめや明日やるべきことを整理して帰宅の準備へ。

  3. 19:00

    退社

    業務の効率化を意識して早い時間に帰ることを意識的に実践している。スーパーに寄ってから帰宅。

  4. 20:15

    帰宅&夕飯

    帰宅後に夕食・入浴を済ませる。就寝までは読書、TV、映画鑑賞などに費やすことが多い。

  5. 24:00

    就寝

    リラックスした状態で就寝。疲れやストレスはため込まない。

メッセージ

自身の専門性に自信を持つ

私のような中途入社の場合、“即戦力であること”が求められますが、ご自身が持っている専門性やスキルに自信をお持ちであれば、その期待には十分に応えられると思います。入社後すぐにプロジェクトに参画することになるかと思いますが、その場にいるということは、ご自身の専門性やスキルがMTECにとって必要不可欠なものだからということを改めて意識して頂き、大きな期待に応えて頂きたいと思います。自分が持っている専門性・スキルを大切にした上で、新しいことにチャレンジしていければ、研究者・技術者として大きく成長していけると思います。

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